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今週のシネブラリアン #47

 今年はほんとに日本映画で食指の動くものがない。G7だか8だか、アメリカ及び西欧の主要国(!)はこの十数年或いはもっと、その状態。

 <銀魂>は“製作費の少ない冒険活劇”の雄、福田雄一にして“製作費多め”の罠に半身捕らわれ笑いが弾けきらぬ。<ヨシヒコ>シリーズでは「マジっすか」と言いたくなる程チープだった魔物ないし人間ならざるものの素材が高級化して半端感尋常ならず。

 <ジョン・ウィック チャプター2>とどっちと言えばこっち。こっちてどっち?題名の長い方。別ものだからどっちって言えないけども、例えばウイックがトム・クルーズならゼッタイ見ない。

 夏でも金土は欠かさず買う日刊ゲンダイに井筒和幸監督が<怒怒哀楽劇場>なる連載コラムを書いている。先週の金曜のタイトルは<グダグダ政治など忘れてこれを見ろ>選ばれたのは3本。
1 突破口!
2 ローリング・サンダー
3 ザ・ドライバー

 取り分け、1についてドン・シーゲルが「『ダーティハリー』を撮った後、一度、警官を辞めた男の続編など知ったこっちゃないと言ったかどうかは別にしても、そんな意気込みで監督した」とあるのに痛く感じ入った。田山力哉がキネ旬の批評で「停職の後、ハリーは戻って来るだろう」というようなことを書いていた。それを読んだ時、こう思った。帰って来るかもしれないがシーゲルのハリーは決して帰らない。

 2か3で終わったのならともかく5まで製作されたのだから「スケジュールが合わなくて」なんて事情があろう筈はない。敢然と拒否したのに違いないと確信している。シーゲルの美点は誰かの代表のような顔をして物を言わないこと、誰が果たしてもいい任務がいつの間にか「オレの戦い」になって行く。ハリー然り、<突撃隊>のマックイーン然り。

 <ローリング・サンダー>は日本のヤクザ映画を下敷きにして成功した稀有な作品。中古ビデオ2本にDVD1枚所有。トミー・リー・ジョーンズに1作惚れしたこともあり。

 問題は3本目。フランスのフィルムノワールを模して成功した<ストリート・ファイター>、製作費多めで(たぶん)それと引き換えに押しつけられたんじゃないか疑惑200%のライアン・オニールと聞いただけで腰が引ける。女はイザベル・アジャニ。フランスの女優を出しとけば、それだけでフランス映画の趣きってか。決して成熟しないと保証書が添付されたような美少女顔のアジャニでは暗黒街の匂いは1粒子も漂って来ない。ジャンヌ・モローならともかく。残念ながら年が合わない!

 ということでウォルター・ヒルの作なら断然<ストリート・ファイター>。主演チャールズ・ブロンソン 共演ジェームズ・コバーン 彼は嫌いじゃないが、この役にはもっと渋めの男優のが良かったと思うのだ。キャラクターアクターから選んでほしかったであります。と、欲を言えば切りはなく。

 この二月のお勧め映画。(見た順)
1 セールスマン    (イラン)
2 裁き        (インド)
3 ローサは密告された (フィリピン)
3作とも邦題が内容をミスリードしかねないのが難。

 ちょっと待ってね、坂田銀時で<銀魂>ならオリジナルの金時なら<金魂>?
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